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仮面ライダーウィザード 

第28章 「姉と妹」




見えた

あれはメールの本文

送り主は“美紗”

『真由ちゃん…!』

嫌な予感がする

晴人の電話は凛子ちゃんからということはゲートの方にファントムが出たってこと

真由の姿は見えない

『見失った…』

体力に自信のないはすぐに立ち止まった

『セイレーン!』

指輪が光り、セイレーンが現れる

『真由ちゃんを探して。この付近にいることは間違いないの』

セイレーンは頷き、すぐに消えた

『お願いね…手遅れになる前に…』

しばらく街中を走り回った

『どこにいるの…!』


ガォ!


足元を見るといつかの使い魔が

『あなたは…前に…』

その使い魔は「こっちへ来い」と言っているようだった

使い魔の後を追いかけると白い壁の綺麗な家が

使い魔は中に入っていく

『もしかして…』

は門を開けて中に入った

カーテンがなびいている

『真由ちゃん!?』

窓から部屋に入るとそこにはミサと真由の姿が

『真由ちゃん!!』

床には真由の心の支えとなっていたキーホルダーが落ちている

『メデューサ…!』

ミサ「1人で来なさいって言ったのに…」

はすぐに弓矢を構えた

真由「そんな…っ」

真由は崩れ落ちる

『真由ちゃん…!!』

は弓矢を構え、真由に魔方陣をはる

ミサ「ムダよ…?心の支えは壊してしまったもの…」

『だったら私が直す…!元通りに!!』

ミサ「そんなに魔力を使っていいのかしら…?」

『平気よ…?心配しなくても…』

ミサ「そう…じゃあ…あなたが消えれば…そんなことはできなくなるわね…巫女様…」

ミサはメデューサに変身

は矢を放つ

メデューサはそれを避け、を弾き飛ばす

『…っ!!』

ミサ《あなたは邪魔な存在…これじゃあいつまでたってもファントムを生み出すことができない…ここで死んでもらおうかしら…》

『私を殺す…?無理な話ね…』

ミサ《へぇ…死なない自信がるのね…》


バチッ!!


ミサ《!!》

メデューサの足元には魔方陣が

ミサ《これは…》

『悪いけど…武器は弓矢だけじゃない…!』

魔方陣から鎖が飛び出て、メデューサの足に絡みつく

はキーホルダーのある場所に手を伸ばし、修理に掛かる


ダンッ!


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