第26章 「命の選択」

しかし仁藤は赤い羽根になって舞い上がった

井川《!?》

瞬平「…?」


ﾊﾞｼｬｯ!


水面のようになった地面から晴人が現れた

そしてソラを攻撃し、敏江と、仁藤のドライバーを取り返した

瞬平「晴人さん!!」

『晴人…！』

敏江「大丈夫?２人とも…」

瞬平「はい!」

瞬平は懐からカエルに折られた折り紙を出した

『ありがとう晴人…来てくれて…』

晴人「よかった…無事で…」

晴人はに指輪を渡した

晴人「ちゃんと持ってろ。あと…」

『あと…?』

晴人「……帰ってから言うわ!」

赤い羽根は集まり、仁藤の姿に戻った

仁藤「まさにピンチはチャンス!だったな」

『私の演技どうでした??』

仁藤「最高!」

井川《おい…!ベルトを奪えば魔法は使えないんじゃなかったのか…?》

ソラ《どうして…》

仁藤「俺は魔法を使ってねぇよ。これは晴人の魔法だ」

晴人「俺なら仁藤の指輪を使えるからな。俺のベルトを使って、仁藤に魔法をかけておいたんだ」

仁藤「お前らなんかに、ばーちゃんや瞬平、ちゃんの命を渡すわけねぇだろ」

瞬平「仁藤さん…」

晴人「あー…グレムリンって言ったっけ。昨日の借りは返したぜ。魔法使いが化かし合いに負けるわけにはいかないからな」

井川《だったら力でねじ伏せてやる…!》

敏江と瞬平は逃げた

仁藤「力でも負ける気はねぇな」

晴人「、お前も今日は下がってろ」

『晴人…』

晴人「またあのグレムリンとかいうやつに触らせたくないんでね」

『え…』

瞬平はの腕を掴んで引っ張った

そして物陰に隠れる

仁藤「おいおい、今のどういう意味だよ」

晴人「何が??」

仁藤「お前ちゃんのことどう思ってんだよ」

晴人「…さぁね」