第24章 「決戦」

―――夜―――


ソラ「ユーウゴ♪」

ユウゴ「…てめぇか」

ソラ「てめぇじゃなくてソラって呼んでよ～」

ユウゴ「その女…まだ持ってたのか」

ソラ「当たり前じゃん♪この子がいれば、指輪の魔法使いは絶対に来るよ」

ユウゴ「そんな女なんかいなくても…指輪の魔法使いは必ず来る」

ソラ「へぇ～…すごい自信だね」

ユウゴ「…その女…メデューサが邪魔だって言ってた女だよな」

ソラ「そうだよ?ミサちゃんが嫌いな巫女様」

ユウゴ「そいつを殺せば指輪の魔法使いも本気出すかもな」

ユウゴはそう言っての顎を持ち上げた

ソラ「ダメだよ～!!この子はボクのものなんだから♪でも…ユウゴになら貸してあげる。でも殺しちゃダメだよ?」

ユウゴ「必要ねぇよ…」

ソラ「まぁまぁ!!巫女様を見れただけで、指輪の魔法使いは本気になると思うよ…?」

ユウゴ「…荷物になる」

ソラ「じゃあ明日の朝に渡しに行くね♪」

ソラは去った


『晴人……』

ソラ「……ボクといるのに…他の男の人の夢見てるの…?」

ソラはの髪を撫でる

ソラ「傷つくなー…」


―――翌日―――


『ん…』

が目を覚ますとそこにはソラがいる

『ソラ…!?』

ソラ「ん…あ…起きたんだ」

『何で私ここに…』

ソラ「覚えてないの…?」

『え…?』

ソラ「ちゃん…変な化け物に襲われて気絶しちゃって…何とかボクが助けたんだ」

『ソラが…助けてくれたの…?』

ソラ「うん!」


ソラが微笑む


『私のせいで…どこか怪我してない…?』

ソラ「大丈夫だよ。ちゃんは?」

『私も大丈夫…』

ソラ「ならよかった…。でもまだ眠ってていいよ…?」

ソラはの目に手をかざした

『ソラ…』

はまた眠りに落ちた

ソラ「かーわいい…♪」