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〔R18〕複雑なカンケイ。

第8章 交じり合ったその後で…


奈々「あのね…」ーーーー。

私は透に全てを話した。
罪悪感から逃れたかったのかもしれない。
全てを話し終えると、透は俯いた。

奈々「嫌いになるよね。こんーー」
そう言いかけた時、
透「俺さ、聞いて欲しいことがあるんだ。」
そう言って私の方を真剣に見る。

透「俺、実はーーーーー。」

透は、半年前のあのゲームの全てを見ていた。
彼はそこで2人としている私を見て、衝撃的なことに、興奮していたという。それ以来、彼は2人としている私に興奮し、嫉妬していたらしい。

奈々「えっ…ちょ…理解が追いつかない…」
透「混乱させてごめん…。これからも俺らの関係は続けていきたいし、奈々が良ければあの2人とも続けて欲しい。黙っててごめん。」
奈々「……っ…。透…。岩崎さん…呼んでくる…」
そう言って私は隣の部屋にいる岩崎さんを呼んだ。

岩崎「どうした?2人して深刻な顔して」
私たちは岩崎さんに説明をした。

岩崎「……なるほど…花谷は、本当にそれでいいのか?奈々も。これから先この関係が上手くいく保証なんてないんだぞ。」
透「……はい。わかっています。承知の上でのお願いです。」
奈々「……少し考えさせて下さい。」
私はすぐに決断できずに部屋を出て、寝室のベッドにダイブした。

奈々(どうしたらいいの…この話は受けるべきなの?……上手くいくの?こんな関係…)
不安が押し寄せる。
トントンーーーー。
岩崎「…入るぞ?」
岩崎さんがベッドに腰掛ける。
岩崎「…大丈夫か?」
奈々「…不安です。」
岩崎「それはそうだよな。不安になるのは当たり前だ。奈々、どうしたい?」
奈々「……都合の良い考えですが、この関係を続けたい……の…かな…。」
岩崎「そうか…なぁ…提案があるんだが…」
そう言って、岩崎さんは私にある提案をした。
岩崎「これなら、本当かどうか確かめられるし、少しは不安要素が取り除けるんじゃないか?」
奈々「…そう…ですね」
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