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〔R18〕複雑なカンケイ。

第7章 3人の部屋


奈々「……っ…んん」

長く優しいキスだった。
唇が離れると桜木さんは私の髪を撫でた。

奈々「桜木さん…でも…桜木さんには……お…」
私の言葉を遮るかのように唇を塞がれた。
桜木「俺といるときはその話、しないで。」
そう一言言った。

岩崎「見せつけてくれるね…」
奈々「いや、別に見せつけてる訳じゃ……」
桜木「奈々?」
名前を呼ばれて桜木さんの方を向き直すと、今度は深いキスをされた。
奈々「んんんっ…っ…」
求めるような本能的なキス。
身体が熱くなるのがわかった。

奈々「はぁっ…はぁっ…」
桜木「可愛いっ…」
唇が離れたところで、
岩崎「奈々、先にシャワー浴びておいで。」
奈々「分かりました…」
行けと言わんばかりの空気を感じて私は浴室に向かった。

シャワーを浴び終わり、着替えて2人のいた部屋へと戻ると、
入れ替わりで岩崎さんが浴室へ向かおうとしたその時。
岩崎・桜木「…っ!?」
岩崎「その格好…!」
奈々「えっ、あ!これ可愛いですよね!」
そう、私が購入していた部屋着…。
それはショートパンツにキャミソール、上に薄手の羽織りというセットのものだった。
岩崎「はぁ…誘ってる?」
そう耳元で言いながら浴室へと歩いていった。
奈々「そんなつもりじゃ…」
と言いかけたところで、
桜木「奈々?こっちおいで」
そう言われて私は桜木さんの隣へ腰掛けた。

桜木「…っ…可愛い…」
奈々「やっぱり!?可愛いですよねこの部屋着〜」
桜木「無自覚…なのか…」
奈々「えっ?なんですか?」
桜木「いや、なんでもない…」
そう言ってため息をついていた。

桜木「奈々?さっきみたいに膝の上、きて?」
奈々「えっ…っと…」
と迷ってるうちにまた腕を引かれ膝の上にいた。
桜木「抱きしめていい?」
そういって私を優しく抱きしめる。
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