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とりかえばや!(ヘタリア)

第4章 徐々に人脈が増えている件。


あれからバッシュさんとリヒさんと少し仲良くなれた。

「あ、本田さん。こんにちは」

今日はリヒさんの家にご招待されました。先日は気がつかなかったけどバッシュさんちのすぐ近くだった。

「リヒさん。この前はいろいろとお世話になりました」

ぺこりとお辞儀をすると、「いえ!」と急いで首を振った。…本当に可愛い人だな。

少し幸せな気持ちになりながら、お茶を一口いただいた。

「お姉さまとお呼びしたいですが、本田さんは困りますよね」

ぶー!

私は勢いよくお茶を吹きだした。鼻血も同じように出そうだ。

「あの、嫌じゃないんだけども…私は今本田さんのフリをしてるから…お姉さまだと…」

「そうですよね…」

私の答えにリヒさんがションボリしてお茶を一口飲んだ。

「二人のときはぜひ呼んでね」

そう言って私は二コリと笑った。

リヒさんの表情が一気に明るくなった。可愛すぎる!!


こうして私は妹ができた。こんな妹最高ですね。

「…お姉さまに、プレゼントがあるんです」

そう言ってリヒさんはひとつ包みを出した。

「え?いいの?私、お世話になってばっかりで…もらってもいいのかな」

「ぜひもらってくださいませ!」

そう言ってバサッと真っ白なフリフリの洋服を出した。

「!?」

「私とおそろいなんです」

どうやら手作りのよう。

う、うれしい。ちょっと私には可愛すぎるが、うれしすぎる。

「うん…私に似合うかな?」

「絶対似合います!」

自信たっぷりにリヒさんがうなずく。

よし、ここは勇気を出して着てみようではないか。
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