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理科教師が変人の件はチャリ部ではどうにもできんことを証明せよ

第2章 4月



~♪

鼻唄を歌いながら洋服を決める。

私の一時だ。それも終わったので、愛車を拭いて磨く。

今日走ったしパンク確認もしなきゃなー

ポポーンポーンという気の抜けたダースベイダーの歌のような音がなる


こんな時間に誰?


「はーい…って真波君!!ずぶ濡れでどうしたの?」


真「いや~あ…これお届けに」


「これって私のスカートチェーン…わざわざありがとうございました。」


真「んじゃあ 俺はこれで、」

「ちょっと待ったああ」

真「うわああ」

ドスッ


「イテテ…!?!?」

真「わーセンセだ・い・た・ん♪」

「わー!!!!ごめっ」

私は素早く退いた

「本題に戻るけど、これで風邪引いたら大変だからタオル持ってくるわね。…このヒーターの前で待ってて」


真「はーい。」

ーーーーーー真波サイド

まさかこんなことになるとは…ラッキー。情報ゲット。

俺は待ってる間暇なので失礼だが部屋の物に目をやる。

東堂さんの言ってた通り多才らしい。

壁には自分で描いたであろう絵と扇が掛けてある。

ハンガーに目をやると、白衣と羽織があった。

ピアノもおいてある。弾くのかな。

「真波君はい…タオル。」

真「ありがとうございますー」

「あーそっかTシャツ…濡れてるよね。Tシャツも脱いで。風邪引くよ」

わー大胆。そんな気なくてもさせるんだな。

ヌギッッ

「洋服大きいの探してくるね。これ明日学校で洗って渡すから、心配しないで」

先生が心配です。そんな大胆なこと言っといて。
背中に隙だらけですよ。

「このパーカーでいい?それともアンダー着る?」

真「パーカーでいいですよ♪」


男のかな。

私「これで大丈夫だよね。ごめんなさいねわざわざ。」

真「いえ。センセ、気をつけて下さい?」

「?…じゃあね」

真「さよならー」

ーーーーーー
ん?……気をつけて下さい?

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