第4章 初めまして
こんのすけ「それでは主様!初期刀をおむかえにいきましょう!」
澪『そうだね!じゃあ、食器片付けてくるから待ってて!』
そう言って澪は食器を持って台所に行こうとしたが場所が分からないことに気づいた。
澪『…こんのすけ、台所の場所わかる…?』
こんのすけ「はい!わたくしめについてきてください!」
2人は台所に行き食器を片付け、こんのすけが案内するまま初期刀を迎えに行くことにした。
澪『それにしても広いねえ〜私絶対迷子になる気がする!』
こんのすけ「そうですね、ここはこれからお迎えする刀剣男士様たちのことも想定されて作られていますからね!生活していくうちになれるかと思われます!っと着きました!この鍛刀部屋で初期刀がお待ちです!」
澪『ここに私のままんがいるのね!早く会いに行かなきゃ!』
こんのすけ「っ…ままん…?」
そんな会話をしながら襖を開けると中に1振りの刀があった。
澪『私のままんは?』
こんのすけ「ま、ままんと言うのは歌仙兼定様のことでしょうか…?」
澪『歌仙兼定…?かは分からないけど黒がお母さんみたいな初期刀がいるって言ってたから…』
こんのすけ「それなら歌仙兼定様のことかと思われます!そちらにある刀が歌仙兼定様です!早速顕現してみてください!」
澪『顕現…?どうやってやるの?』
こんのすけ「えっとですね、まず刀を持ち人の形になるように祈るのです!」
澪『いや、どういうことよ…まあとりあえずやってみよう!』
そう言うと澪は刀を持ち、祈った。
する桜の花びらが散り始め、目を開けると美形男子が立っていた。
歌仙「君が僕の主かい?僕は歌仙兼定。風流を愛する文系名刀さ。どうぞよろしく。」
澪『ままん!初めまして!私はここの審神者の澪と言います!これからよろしくお願いします!』
歌仙「ま、ままん…?それは僕のことかい?」
澪『そうだよ!お母さんみたいって聞いてたから!』
歌仙「雅じゃない…!」
歌仙はそう嘆いたが澪の耳には届いてなかった。