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【爆豪勝己】君のそばで。

第2章 知らないこと


~茅野side~


(だって!!
こんなの知らなかったもん!!!!
画面で見てきた勝己は、小さい頃から自分だけ信じて自分が一番だと思ってる勝己だったよ!!

それも全然間違ってないけど!!

でもだって

すでにこの時からマセガキで

っていうかむしろ高校の時より恥ずかしいこともドストレートに言っちゃうから今の方がやばいなんて

先生は我々読者に微塵も教えてくれなかったじゃん!!

そのせいで色々予想外過ぎて
耐性ないし
破壊力半端ないんですがっ!!)

そのまま部屋に駆け込んだ茅野は、大きいくまのぬいぐるみを抱き締めて考え込んでいた。

くまの頭に顔を埋めて呟く。

「オールフォーワン…

私このままで大丈夫…??まだ2日目だよ??
6歳相手に…ってか私も6歳だけど
ドキドキしっぱなしなの!!!!」

これじゃあ心臓が持たないよ…

頬を染めながら
先の未来を想像しては
心臓が爆発しそうになるのだった。

なんてったって自分は正真正銘の夢女子なのだ。
想像や妄想は大得意である。

自分のリアルで細かすぎる想像した未来に、楽しみだけど不安になるのだった。

自分で自分の首を絞めるというのは、まさにこの事だろうなぁ

なんて思った。



そしてやっぱり体は子供。

くまを抱いたまま
眠気にはあらがえず

いつの間にか脳内会議は終わりを告げていた。
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