• テキストサイズ

Jewelry~私の奇麗な玩具達~

第3章 2.




ギュゥッ

…気付かなかった

まだそんな力が残っているだなんて



私を引き、強く抱き締めた腕の中から脱出を試みるも
男の力には叶いそうもない

「ヘリオの所に行くなら、他の男のところにいくのなら返せない」

『何言って、っ!!』


ふと、口付けられる

離れようにも強く抱きしめられていて離れられない
後頭部に回された手が口付けを辞めさせてくれない

『んっ、は…やっ、』

『ん…んんっ、』

どれ程時間が経っただろう

普段は相手に仕掛けるキスを仕掛けられ
癖も見抜かれただただ甘く甘く堕とされるだけ

全身の力が入らなくなった所で一度口が離れ抱き抱えられる

「今日は返せない、」

『ら、めっ…らいと、』

「そんな顔で言われてもなぁ」


今日はヘリオドールが来る日

すっぽかしても、恐ろしいのに他の男といただなんて知れたら、、


『ほんとぅに、はなしてっ、、』

「あいつは女にも、ダイヤにも怒る男か?」


ヘリオは男も女も過失があれば決して許さない
何より、私と関わって平気だった男は存在しない。

だが、彼の中で彼の女、即ち私は怒られることは無くて

『私は、平気だけど』

今までの男みたいに、殺されちゃうかもしれない

「なら問題ない。」

殺されるかもしれない。なのにライトは何故か嬉しそうな表情で

/ 84ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp