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第二補佐官は第1補佐官の嫁です【鬼灯の冷徹】

第30章 一寸だった法師


図書室_


シロ「ほ~ふひはは(鬼灯様)~~」

貴方「シロさん」

鬼灯「おや「一寸法師」ですか」

シロ「ふん(うん)」

鬼灯「桃太郎ではなく?」

シロ「ここの図書室にある「桃太郎」犬の絵がアフガン・ハウンドだったよ!納得いかない!」

貴方「オシャレですね~」

シロ「ね、コレは何て字?」

前足で「お椀」を指す。

鬼灯「「お椀」ですね」

シロ「わはっはほお(わかったよお)~~」

鬼灯「?」

トントンと瓜美が鬼灯の肩を叩いて「あそこ」と指差す

そこには夜叉一(先輩)の仔犬達が。
シロは仔犬達に読み聞かせをしていたのだ。

「つづきよんでえ~」
「シロ兄ーたん」

鬼灯「ああ、そういうことですか」

シロ「一寸法師は…はし・のかいとおわん・のふ…ね…で…川を…」

鬼灯「…ちなみに…」

鬼灯「その川は今の道頓堀だと言われていますね」

シロ「マジで!?え~~阪神ファンやカーネル・●ンダースがしょっちゅう飛び込んでるっていうあの川!?」

貴方「いや、カーネル・●ンダースはしょっちゅう飛び込んじゃいませんけど……」

『一寸法師…は“きょう”のみやこでりっぱ…なお…や…し…き…をみつけ…』

鬼灯「私が読みましょうか?」

貴方(おっ、読み手交代した)

『お屋敷の人はびっくり仰天。しかし法師の威勢のよさに感心してお屋敷で働くことを許してくれます』

『ある日そのお屋敷の姫が宮参りの途中悪い鬼と遭遇します』

鬼「この姫…うん…まあ食べたら案外A5ランクかも……」

『姫危うし』

鬼「!?痛ッ…何か痛い…小骨がひっかかった感じ!?」

『そこからはご存じの快進撃。鬼の落とした打出の小槌で法師は大きくなり姫と結婚。幸せに暮らしましたとさ』

~CAST~
一寸法師…鬼灯
悪い鬼…閻魔大王
姫…牛頭
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