• テキストサイズ

【マギ】蛇娘 2

第5章 人の振り見て我が振り直せ


~宴の日~

ー語り手sideー


ジャ「何の用ですか?シン」

シン「いや、特に用事は無いんだがなぁ」


もう既に酔っているシンドバッドは、豪快に笑いながら酒を煽る。

その様子を見、呆れながらも冷静に対処するジャーファル。


ジャ「宴だからと言って、あまり飲み過ぎないでくださいよ。後始末が大変なんですから………。用事が無いのなら、私はもう行きますからね」

シン「おいおい~、冷たいなぁ、ジャーファル。ちょっと待てよ~」

ジャ「……何ですか?」

シン「…………リィナとヤって、どうだったんだ?」


急に真面目な顔で聞いてくるシンドバッドに、動揺を隠せないジャーファルは、官服の袖で顔を隠しながら


ジャ「い、いきなりなんて事を言うんですかっ!!!///」

シン「我が子の様に可愛がってきた部下の事を、聞くのは当然だろぉ(笑)…………で、どうだった?」

ジャ「っ……///よ、良かった……です、よ…////」

シン「そぉか!!!!そりゃあ良かったなぁ!!!!」


笑いながらジャーファルの背中をバンバン叩く。
ジャーファルは耳まで真っ赤にし、側にあった水らしきモノを飲む。


シン「お、おい!ジャーファル!それ酒だぞ!」

ジャ「えっ……!!」


気付いた時には、既に遅し。
たった一杯の酒で、ジャーファルは完全に酔ってしまった。








/ 66ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp