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full of love(気象組BL)

第5章 5話


雅美「それから雅紀は20歳で永眠するまで一度も眼を覚ますことはなかった....。それでも翔くんは目を覚ますことを信じで通い続けてくれたわ。」
翔「............。」
俺は涙が止まらなかった....。そうだ、全て思い出した。
俺は毎日毎日、雅紀が目を覚ますことを信じて差し入れを持って見舞いに来ていた....。神様にお願いして....。
"雅紀を助けて下さい。"て....。それでも神様は雅紀を助けてはくれなかった.....。
1月7日の日、俺はいつも通りに差し入れを持って見舞い来ていた....。でも、明らかに様子がおかしかった。
翔「叔母さん、どうしたんですか?」
雅美「雅紀が....雅紀が.....雅紀が.....亡くなったって....。」
翔「............。」
俺は差し入れの袋を落とした。
雅美「夜中の1時30分に心配停止してたって............。」
翔「嘘だ....嘘だ....嘘だ!嘘だって言ってくれよ....雅紀!」
雅美「............。」
翔「もう....お前の笑顔見れないのかよ....。頼むから目を開けて....寝てただけだよ?って笑ってくれよ............。」
その後俺は叔母さんに自宅まで送ってもらい、気を失うようにベッドに倒れ込んだ。
次の日.....俺はいつも通り大学へ向かったのだ。
そう、俺はショックのあまり「相葉雅紀」がいたという事実を記憶から抹消していたのだ....。
翔「雅紀....今まで忘れててごめんな?7年間も雅紀の存在を忘れてたなんて....。」
雅紀「良いよ、思い出してくれてありがとう。」
翔「叔母さんも詳しく話してくださりありがとうございます。」
雅美「良いのよ。翔くんに再開出来ただけでも嬉しいのに....。さっ今日は翔くんの再開記念に唐揚げを作ろうかしら。」
雅紀「やった♪唐揚げ〜」
翔「雅紀....味覚ないだろ?」
雅紀「あっそうだった....くふふふ....。見て楽しむから良いの!」
翔「そっか。」
と雅紀の実家でお世話になることになった。
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