第1章 1話

俺は櫻井翔。普通の会社員として働く27歳の男です。彼女はいなく独身を貫いております。
残業で23:00を過ぎてしまい、帰路に向かって音楽を聴きながら向かっていた時....トントンと肩を叩かれた。
俺は、イヤホンを外し後ろに振り向いた。
翔「......何か？」
「お前...確か櫻井財閥のお坊ちゃんだよな？」
チッ....怠い。
翔「俺は急いでいるんで失礼します。」
と立ち去ろうとしたら、腕を掴まれた。
「おい！少し金を寄越せよ。あぁ？」
翔「ちょっ！離せよ！」
と鞄を振り回ししたら顔面にクリーンヒットした。
「イッてーな！よくもやってくれたな....坊ちゃんよ〜。」
と怒りを露わにして近づいてきた....。俺はゆっくり後ろに下がった。
翔「近づいて来んな！変態！」
と呟いたら、ぐふっ！と男がうつ伏せに倒れた。
俺は何が起きたか分からず呆然としていた。
と彼が言うその彼が顔を上げようとした男の頭を思っ切り地面に踏んづけた。
翔「ひっ！」
私は思わず目を伏せた。
？「チッこの野郎..。恥ずかしくねぇのかよ！さっさと帰れ、クソが。」
「はっはいぃ〜失礼しました〜‼︎」
と暗がりとよく見えないけど、血だらけであろう顔のまま男は早々と立ち去った。
？「君、怪我してない？」
翔「はい！おかげ様で無事です。助けて頂いてありがとうございます！」
と勢いよくお辞儀して、立ち去ろうとしたら腕を掴まれた。
？「あっ、待って！もう遅いから送るよ。」
翔「いえ、もう大丈夫です。」
？「君が心配だ...家まで送らせて。」
翔「........。」
と仕方なく彼に送って貰うことにした。