第4章 なんで、、、
〜更衣室 葵視点〜
私は…頭の中が真っ白になり、どうすればいいか混乱して叫んだ。
葵「な、何でそんなこと言うのよ!百華ちゃん…?!」
百華ちゃんは少しだけ躊躇ったあと、話出した。
藤「…先輩…ここまで来て分からないんですか…?…本当、鈍いですよね…だから、これから私がしようとしてることもきっと…分からない、ですよねぇえええ!?」
百華ちゃんは普段の彼女の振る舞いからして、考えられないであろう、すごい形相でそう言うとポケットからカッターナイフを取り出し、私…ではなく、自分の腕に、カッター、を…?
藤「きゃああああッ!!!」
『ブシュッッッ』
痛みに顔を歪め、大声で悲鳴をあげた百華ちゃんは私にカッターを押し付けてきた。百華ちゃんの腕から鮮やかな紅い色の血が吹き出し、私の服にもかかった…
あれ…何してるんだろ、私…止めなきゃ…皆が…皆が来ちゃうよッ…
自分でも分かってても足がすくんで動かなかった…
『どうした!?すごい悲鳴が聞こえたけど何かあったのか!??』
嗚呼、もう…私は…