第1章 友達以上恋人未満
私は。
中高一貫キメツ学園に入学して1ヶ月にはいった。
中学校の頃はそんなに友達と呼べる人はいなかった。
けど、高校に入ってから気軽に話せる人が出来た。
その人はすごく優しい。
「おはよう、!」
噂をしていたらその本人が来た。
『おはよ!今日の1時間目って体育だよね?』
「ああ、そうだが....また忘れ物したのか?」
ギクッと体が揺れそうになった。
何度か忘れ物をして、その度に炭治郎くんに頼ってしまってる。
『う、ううん、ちゃんと持ってきてるよ....!!』
筆箱を忘れた時にもシャーペンと消しゴムあと、赤ペンを貸してくれた。
そんなどこまでも優しい彼は私にとって少し特別だった。
多分好きなのかもしれない。