• テキストサイズ

貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第7章 虚心坦懐




「お前が意地悪をしてほしそうな顔をしているからだ」


「そんな顔、今まで一度もしたつもりないんですけど」


「自覚がないのか? 重症だな」


(え……?)


光秀さんが片手を伸ばし、私の顔に添えた。

頬のなだらかな隆起を、親指がゆるりと撫でる。

ドク、と、胸が内側から叩かれる音がした。



「……また、私をあやしてるんですか? 慰め?それともこれも、意地悪ですか?」


「さあ、どちらだろうな」

/ 573ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp