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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第7章 虚心坦懐





「で、でも、それって、おかしくない?もし、光秀さんが顕如の仲間なら、味方を拷問するはずないと思うけど」


「『信長様にすり寄って信用を築き、隙をつくつもりだ』って論法らしいよ」


(二重スパイだと思われてるってこと……?)


「あまりに根拠のない話です。茜様が心配なさらないよう、他の方の口からお耳に入る前にお伝えしておこうと思いまして」


「信長様にも話したんだけど、信長様も『知らん』って、気にもしてない様子だったんだよね」


「…そう……。みんな…教えてくれてありがとう」



(拷問の件は事実でも、二重スパイはいくら何でも考えすぎじゃ…)


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