• テキストサイズ

貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第6章 疑心暗鬼




「義元、お前も自分のところの家臣たちをなだめておいてくれ」


「そうだね……。大事な用事があるから、それが済んだら話しておくよ」



「戦の伝達事項より大事な用事ってなんだよ」


「踊り子たちを部屋に呼んであるんだ。舞う様子を絵師に描かせようと思ってね」


「あとにしろ! ったく、相変わらずただれた生活してんな……」



義元の武将とは思えない世間離れした感覚に、幸村が呆れたようにため息つけば、その横では佐助に鍛錬に付き合うよう命じる謙信。



「おい佐助、憂さ晴らしに一戦付き合え」


「遠慮しておきます。ちょっと出掛ける用事があるので」


「待て、逃げるな佐助!」


「謙信様、そのへんにしといてください。佐助、今のうちに行け」


/ 573ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp