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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第6章 疑心暗鬼



触れ合う予感だけで肌がざわめき、とっさに一歩あとずさった。



「おやおや、ご機嫌ななめだな」

「別に普通です。それじゃ……」


後ろから追いかけてくる笑い声が、今日はなぜかこそばゆい。


(一緒にいると、どうしても光秀さんのペースに巻き込まれちゃう……)


手のひらでコロコロ転がされるのに慣れてきた、なんて……悔しいから、認めたくない。




光秀さんの笑い声から逃れた私は、その足で舞ちゃんの部屋へ向かったーーー

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