第2章 綺麗にしましょう
三日月様は襖を閉め奥へ進むとあぐらをかき私をその上に座らせた。
そして、優しく私を包み込むと私の肩に頭を預けた。
──30分後
三日月様の傷はすべて治り桜が舞い始めた頃、私は体にほとんど力が入らずぐったりとしていた。
「審神審よ、大丈夫か?」
三日月様の問いに答えることもできず、ただ呆然としていると
「.....その顔は、反則ではないか?」
と言いなんの事か分からずにいると、三日月様はなんと私にキスをしてきた。
「...んっ!?」
いきなりのことでビックリした私は三日月様の体を力一杯押した、が、力の入らない体でましてや男性の三日月様に勝とうなど無理がある。
そのまま長い時間角度を変えて何度もキスをしてきた。
私はもう何も分からなくなり途中で意識を手放してしまった。