• テキストサイズ

貴方に出会うそのために〜イケメン戦国 徳川家康・上杉謙信〜

第11章 恋情



家康さんに現実を思い知らされ、自分の甘さが情けなくなる。

「–––そういう深刻そうな顔も物騒な言動も、あんたには全然似合わない」

家康さんの手が伸びてきて、長い指先が、無造作に私の頬に触れた。


(……っ!?)


「烈はいつもみたいに、へらへらしてればいいよ」

あやすように優しく撫でられ、触れられた箇所から熱くなる。

「わ……わかり、ました」

心臓がばくばくと鳴る音を聞きながら、掠れる声で告げる。

「……っ」

不意に、家康さんが、我に返ったように目を見開いた。

/ 335ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp