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己i龍i作品集

第14章 夢【眞弥】


「…っ」

またこの夢だ…

何度この夢に魘されたか。

思い出したくない、消したい、でも消えない。

過去の恋愛。

ただの片想いなのに。

恋が終わってから半年経つのに。

いつまでも囚われて、新しく恋に進んでも忘れられない。

好きだったあの人。
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