第1章 泣く
「あ、あの~リヴァイ?」
「なんだ」
相変わらず顔が赤いが進路は考えてるんだろうな
「私、ずっとなりたいものあったよ。小さい頃からずっと。」
あるんじゃねぇか。
そうだ、それを目指せ。
進学でも就職でも俺が背中を押してやる。
アンナもの話に耳を傾ける。
「あのね……
リヴァイのお嫁さん!」
「おい、が卒業したら籍入れる事になった。」
「リヴァイ!!も!な、何言ってるの!!」
コイツのなりたいものが俺の嫁なんだから仕方ねぇだろ
それに遅かれ早かれこうなってた。
「なんだよもう何の問題も無いと思うが?」
バンっとテーブルを叩きアンナが立ち上がる
「無いわよ!!あんたたち!!幸せになりなさいよ!!!もう!」
だから何キレてんだババァ…
アンナさん大好き!!と飛び付いていくはいつもの笑顔に戻っていて、あぁやっぱり笑っている顔が好きだと再認識したがまた大騒ぎになりそうなので口には出さないことにした。
「リヴァイ!私ずっと前からね、リヴァイの事が大好き!!」
「あぁ知ってた。」
卒業証書を持ったまま最高の笑顔で俺の胸に飛び込んでくるを受け止めてやったのは
あのボロボロに泣き崩れたを抱き締めた夜から半年が経った春ーーーー。