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【刀剣乱舞 R18】クロユリを食む

第1章 純白の衣


ガチャリと、ドアノブを回す音が聞こえた。

コツコツと足を踏み入れる靴音は、さながら死刑判決でも聞くような気分だ。


目の前で、その靴音が止まる。

人の気配を感じる。


しゃがみこんだであろう衣擦れの音に、反射的に身体を身構えた。

殴られるのか…
引き摺られるのか…

抵抗をする気力など無い。
でも、痛いのは嫌だ。


けれど…

その予想に反して、私には大した衝撃は来なかった。

感じたのは衝撃ではなく、眩しさ。

突然開けた視界に現れたのは、細身のスーツを着こなした男性だった。

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