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GalaxyAngels

第4章 漂流船


「…待って…!」
レイラはスコットを止めようとしたが、時すでに遅くそこにスコットはいなかった。
「レイラ、分かっただろう
お前は医者としては優秀だが、現場経験は少ない
艦長に認められるくらいにならないとな…」
カークは準備を整え格納庫に向かった。

格納庫ではアインとケンが救助艇の準備を進めていると、そこにスコットがやって来た。
「艦長、どうしてここに?」
ケンが先に気付いた。
「今回は直接観光船に接続する
アイン、隊員全員にレスキュースーツを着用させて救助ハッチ前に集合させろ」
スコットの指示にアインは敬礼し、すぐに隊員を集めた。ケンはスコットに目を遣ると一言呟く。
「あんたが乗り込むなんざ、かなりヤバいのか?」
「…念のためだよ」
スコットは苦笑いで答える。

『これより救助ハッチを接続します!』
艦内にロブの声が響き、救助ハッチが接続された。スコットはハッチを開き、先頭で観光船に入った行く。カーク、アイン達が後に続いた。観光船の中は驚く程、静まり返っていた。
「カークは大気汚染を調べてくれ
他の隊員は手分けして船内をくまなく調査、生存者を捜せ!」
『ラジャー!』
スコットの指示で船内の探索が始まった。スコットはすぐさま観光船のブリッジに向かう。
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