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俺の異世界奮闘記

第7章 魔法使いシャルル


スカーレットの家は魔法使いのエリアでも一際でかい家だ。

「こりゃあ、豪邸だな」
俺は場違いな場所に来たと思った。
「魔導師は王国からの仕事がほとんどだから報酬も凄いらしいわ」
ティアナの目がキラキラしている。
(金持ちか…、だからティアナは…)
「お前は少しわきまえろ
魔導師と言えば、王国の重役と言っても良いんだぞ」
ディアスがティアナを窘める。
さすがは騎士団長、いつものにやけ顔がない。
とりあえず、ドアをノックする。
すぐにドアが開き、メイドらしき女性が現れた。
俺達はローズから頼まれた事を話し、魔法銀を渡した。

「スカーレットって魔導師を見てみたかったな…」
俺はボソッと呟いた。
そこに「あら?奇遇ね、小猫ちゃん♪」と、野太い声が後ろから響いた。

ゾクッ!

背筋に寒気が走った。
「エル!?どうしたの?こんなに朝早くから…」
ティアナが驚いた。
「スカーレットに呼び出されたのよ…
あら?ディアスも一緒なのね」
「ガブリエル、まだそんな格好してるのか?
辞めたとは言え、王立騎士団員としての誇りはどうした?」
(ガブリ)エルの意外な過去を知る事となった。
「やだぁ~ディアスったら変わらないのね
可愛い格好するのが私の誇りよ」
(ガブリ)エルはどこか誇らしげな顔をしていた。
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