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星の砂✩【銀魂】

第25章 人は試練を乗り越え強くなる【真選組女中編⑤】


「ようこそお化け屋敷へ!ところでお二人はご兄妹ですか??」

『え?』

気がつくといつの間にか列はかなり進んでいて、入口前まで来たところをオバケの衣装に身を包んだ人物に話しかけられた

「本日ご兄妹で来られた方に兄妹割りというのをやってるんです」

『兄妹割り…?あの、カップル割とかではなく?』

「はい!今ウチの遊園地ではリア充爆発しろ月間というのをやってまして、家族や友人や仕事仲間などでお越し下さった方に特別で2回目以降はどのアトラクションも並ばずに乗れちゃうサービスを提供しているんです」

いや遊園地でやるサービスじゃないよね!?

「お二人もご兄妹でしたら、こちらのサービスの対象になりますよ?」

『えっと…すみません、私達は兄妹では…』
「そうなんですよ、実は俺達兄妹なんでさァ」

ええええ!?

「やはりそうでしたか!ではこちら2回目以降にお使い出来るファストパスになります」

「どーも」

『ちょ、沖田隊長何言ってい"だだだッ!!』

予想外の言動に思わず口を開いたその時、笑顔でチケットを受け取る沖田隊長に思いっきり足を踏んづけられた

『ちょ、何するんですか!今日私達はここへは恋人のフリして来てるんですよ!?その辺わかってるんですか!?』

「オメーこそわかってんのかィ、ホシの野郎の居場所はまだわからねェんだぜ?1箇所ずつ調べていくのにいちいち何時間も並んでちゃ日が暮れちまうだろ」

『え…じゃあ今の嘘も計画の1つと?』

「当たり前だろ、恋人のフリしろって言われて敵の姿もないのに馬鹿正直にずっとしてるわけねェだろうが…臨機応変でィ」

『あ…』

ポカンっと口を開けたまま固まる私を無視して沖田隊長は呆れたように先々と中へ入って行った

「あのぉ…お兄様先に入られましたよ?」

残された私は先程のお化け衣装の人物の一言で我に返った

し、しまったぁあ!
確かにホシが目の前にいるわけでもないのに無理に恋人のフリをし続ける必要なんてないんだ!

それなのに恋人のフリを馬鹿正直に貫こうとしてた私って本当に馬鹿過ぎる!!!

自身の思考回路に赤面し、思わず両頬を押さえる私をお化け衣装の人物はお構い無しに室内へと誘導していく

「それでは、恐怖の世界へ行ってらっしゃ〜い」

いや、もうこれ以上の恥と恐怖は絶対無いと思うんですけど!
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