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【弱ペダ/新開】王子と女の子D【甘】

第8章 No.8


ー新開side


俺は、とんでもないことをしてしまったのか…。


うさぎカフェでひとりぼっちになった俺は、
その場から動けず、手に持ってた人参も落として、
ただ、ただ、ぼーっとしていた。



俺完全にちゃんに嫌われた…。



とりあえずお会計を済ませて、
どうするか考えようと思って、
立ち上がってレジへと向かった。



用事なんてあるわけがない。
今日は一日空けておくって言っていたはずだし、
携帯もみていなかったから、
急な用事に気づくはずが…。



完全に俺は嫌われたんだ…。


店員「ありがとうございましたー」


ーカランカラン


外はもうすでに夕暮れで、
茜色に染まった空はとても綺麗だった。


「俺…何やってんだ。」


この後どうすればいいのかわからなかった。


というか、なぜちゃんが走ってった時に追いかけなかったんだ。

なんで俺はそんなこともできなかったんだ…。




東堂「何うじうじしてるんだよ、新開。らしくないぞ。」

荒北「ンだよ。めんどくせェなァ。」

「あれ、お前ら…。」

尽八と靖友が俺の背後に立っていた。

お前らはスーパーヒーローなのか。
絶妙なタイミングで現れる。


荒北「なにがあったか、知ンねーケド、ちゃんが猛ダッシュしたのはみた。」

東堂「だがしかーし!お前が変なことしたとは想像できんな!」

「いや、俺が何かしたかもしれない…。」

荒北「ハッ!弱気なお前はもう見たくねーヨ。」

東堂「そうだ新開。にもあんなことをしてしまった理由が絶対あるはずだ。お前が悪いわけではない。」

心強い二人だ。


いつも助けられてばかりだ。


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