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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第2章 おいでませ鬼滅の刃。


柚『自分を認めてあげる練習をしないとね。
生きてることに意味があるんだから。』

まずそこからだね。と、柚樹は優しく呟く。

その優しさにずっと誰かに聞いてみたかった事を
ポロリとこぼした。

「あの、強くなる意味って
なんだと思いますか?」


女の子にしては
だいぶ無骨な自分の手。
見つめるだけでため息が出る。
「(トリップしたんだからさ、
こう鍛えても綺麗な手とかに
してくれれば良かったのになぁ。)」

こっちの世界に来れば
もっと実感が湧くと思っていた。

強くなって守るんだ!っと。
直ぐに実感出来ると思い込んでいたが、
実際はなんだかフワフワしている。


義『強くなることに意味はねぇよ。
悩んだときになんも考えないで突き進めるだけだ。
夢中になれる。ただそれだけだ。』

「…。」
(この世界は強いくなる意味がある
って思っていたのに。)

柚『守れるものなんて1人だと限られてるからね。
1人で強くてもそれはただの傲慢と趣味だよ。』

「…。」
(きっと沢山守ってきたのに…。
意味が無いなんて思うの?)

そんなんだったら、
私がこの世界に来た意味がないじゃないか。

「私は強くなる意味が、言い訳が欲しいです。」

(強くなることに希望が欲しい。
唯一持ってる才能を自分で否定するのは、
もう疲れたんだ。強いことに意味が欲しい。)

自信なさげに呟いたは
膝をギュッとかかえた。

柚『けど、人は誰かと強くなったら
その誰かに意味を見いだせる。』

「誰かに、意味を、ですか?」

義『守りたい物には意味はあるだろう?
それは自分の強さの意味にも繋がる。』

柚『1人で強くなるじゃなくて
周りと共に強くなり、その仲間に意味を見出す。
それこそが、本当の意味での強さだよ。』

義『周りを自分の1部に
自分を周りの1部にする。
それが、俺たちの流派の真髄だ!!』

フンっと、子供のようにふんぞりかえった
義慈を柔らかな笑顔で柚樹が見守る。

そんな、2人を見て
この2人はお互いが 強い意味 なんだろうな
っとはボヤーっと考えた。





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