第1章 【序章】”賽子狂い”
花、蝶が視界いっぱいになり
春風によって運ばれてきた事が体を通して分かる
木と草のメロディと風の伴奏
暖かく感じる太陽がハーモニーだ
この奇妙な浮遊感と懐かしさ
"まるでこれは夢ダヨと視界内全て公然としている"
そんな事当たり前なのかもしれない
でも、その時。
私はそれを夢と受け入れてはなかったようだ
花も蝶も木も草も風も、全てを通した先
潜むのは人。普段なら気づいくモノなのに
私は気づかなかった。
そしてその人は忘れない人。忘れてはいけない人
彼は私の大切な人。後に家族の一員となる人
「...」
「.....あ」
その一声に私は一気に夢に吸い込まれた。
彼に近ずき胸いっぱいに抱きついた。
やっと会えたのネ。嬉しいワ
口を開けて喋ってるが鯉のように泡を吹いてる感覚がする
けれど私は気にしなかった。
鯉のようにパクパクと愛の囁きを必死に伝える私
「____!!!____、______。」
「ウンウン、アリガトウ」
彼は人形のような音声で返事をしてくれた
その時私はどうかしていたようで
テンプレートみたいな言葉に涙して喜んだ
その返答に私は
胸が飛び出て踊ったような感覚だった!!
とても嬉しかった!!
だから私ワ....───────