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【刀剣乱舞】*恋みくじ*【R18短編集】

第2章 ◆大切な人(膝丸)







────「あるじっ…」


朝、布団から出て「おはようございます」と言っただけなのに、膝丸さんはもう一度私を布団に倒し、強引に口づけてきた。

「…ん…膝丸、さん…」

「好きだ、主っ…あるじっ…」

私はそれを受け止めて、自分からも彼に舌を絡ませていく。

最近の私たちは、毎朝こんな情熱的な口づけをする。



この本丸の審神者である私と、近侍の膝丸さん。私たちは恋人同士だ。



「すまない、主…また夢中になってしまった」

今日の朝は口づけだけでは済まなかったこと、膝丸さんは私を抱き起こしながら謝ってくれた。

「いいんですよ、膝丸さん。私も同じですから」

本当は私のほうこそ心待ちにしているけど、いつも彼から迫ってくれるから、おまかせしている。

少し不器用だけど正直な膝丸さんが私を求めてくれることが、とても嬉しかった。

「朝しか主に触れられぬと思うと…体が勝手に…」

「…膝丸さん…」

朝しか触れあえないのには理由がある。

私たちが恋人同士になったことは、まだ本丸の皆さんには内緒にしている。

いざ話そうとすると恥ずかしくて先伸ばしにし続けた結果、タイミングを失ってしまったのだ。

何かの折りに、何かの折りにと思っていたところで、もうすぐちょうど私の本丸は二周年。

そんなとき、この本丸に“髭切さん”をお迎えできたのだ。


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