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団長と私の日常

第9章 切り替え






















ふわぁ…ん…朝かな?

私はようやく目覚めた。だが、ここは私の部屋ではなかった。


「…!?あ、そうだ!兵長の部屋じゃん!忘れてた…
なんか団長の部屋から彼女さんらしき人の声が聞こえてきてなんか泣きながら寝ちゃったんだ…。まぁ、団長にだって彼女いるよね!かっこいいし、モテるもん…でもキャピキャピした人がタイプなんだ。…私と真逆だ。」私は少し胸が締め付けられる感じがした。やはり、団長と新兵は釣り合わない。現実を突きつけられた。

「…兵長まだ帰ってきてないのかな?」
私は辺りを見回したが兵長はいなかった。

「…それにしても兵長の部屋って綺麗だな…ホコリ一切ない!私も見習わなきゃ!!あ、兵長の上着汚しちゃったんだ…洗っておかなきゃ…」
時刻は午後6時であった。もうすぐ夕食の時間である。
いつまでも兵長の部屋には居られない。私は、リヴァイの机に置き手紙を置いた。

「(リヴァイ兵長、ベットをお借りしました。慰めて貰ったり…色々ありがとうございました。兵長の上着を汚してしまったので洗っておきます。乾き次第返します。

にょほん)」こう書いて置いた。
私は、兵長の上着を持って部屋を出て自室へ向かった。










自室へ戻り、先にリヴァイの上着を洗った。

そして身だしなみを整え、食堂へ向かった。
(…目が腫れてるけど大丈夫だよね?そんな目元なんて見ないよね…自意識過剰かよ…ははっ)


食堂は賑わっていた。新兵も今日から活動する班が多かったそうだ。

(うわー…すごく賑わっているじゃん…人混み苦手なんですけど…)
そんなことを思っていたら、後ろから

「あ!にょほん、昼大丈夫だったか?兵長に聞いたら、なんか「あいつはクソが溜まってトイレから出られない状況下にあるそうだ。」…とかなんかよく分かんねぇ事言ってたけど。」と、エレンがやってきた。

「あ、エレン!昼はごめんね…来れなくて。まぁ、そんな感じ?(…兵長、私が泣いていたこと言わなかったんだ。優しいんですね…)エレンも心配してくれてありがとうね!もう大丈夫だよ!」
と言った。エレンも心配してくれていた。
(私って情けないよね…失恋したくらいで泣くとか…。兵長やエレン、先輩方に迷惑なんて掛けてられないよ!だから私も頑張らなくちゃ!)
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