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愛の囁きを。

第3章 Sakurai.





独身の男はよく言う。


1人で部屋なんかにいると、
たまに寂しくなると。



俺はそんなことないけど。



そんなことないけど。
君を見ればいつも寂しいと思うよ




「....ん...」


目を開ければ、どうやら朝で
ソファーで寝てしまっていたようだ。


カーテンを開いて、
コーヒーを淹れる


朝食はコンビニで買えばいい。




携帯を見たら君からのメール5件


あーあ、やっちまった。


と電話を掛けてみれば
すぐに出た


『翔!』


「朝からうるさいテンションだね....」



都合のいい男なら他にも居るだろ
よりにもよって俺に掛けさせんなよ


俺は彼氏の代用品じゃない



「....で?なに、メール」


『...読んでないんだね』


「とりあえず電話で謝ろうかと」


『ごめんの言葉聞いてないんだけどー』


「ごめんなさーい」




ねえ。




俺は愛里が好きなんだ




その気が無いのなら、
ちゃんと友達として扱ってくれよ。


















 
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