• テキストサイズ

貴方は私の半分〜イケメン戦国 武田信玄〜

第1章 甲斐の虎


そこへ信長様が待機する天幕へ、兵士が息を切らしてやってきた


「信長様っ!!!大変です!!!」


「何だ。」

鉄扇片手に悠々と答える信長様

兵士のただならぬ様子に手当てをしていた家康が手を止めて、信長様の方へ向かう


「た、武田の軍がこちらに向かっていると報せが!!!」

兵士の顔は、まるで亡霊でも見るたかのように顔面蒼白だ


「ほぅ…甲斐の虎が生きていたと言う噂は真であったか。」

面白そうに笑う信長様の声に

甲斐の虎?といえば
武田信玄?

手当てを続けながら、脳裏に一瞬浮かんですぐ消えた。


「家康…。」

信長様が家康を呼び、チラッと私を見た

言わずとも分かりましたと家康が私の手を引く

「乃々!!行くよ!!」

「え…?!」
/ 686ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp