• テキストサイズ

貴方は私の半分〜イケメン戦国 武田信玄〜

第13章 戦の駒


数日後一

私は信玄様に呼ばれ部屋へ向かっていた


信玄様は人に会うとかで一人で出かけたり、忙ししいらしく
幸がお供も連れていかないことに腹を立てて文句を言っていた。

だから私もあの日以来、信玄様には会えていない


用事ってなんだろう…?
信玄様のことだから、またどこかに行こうとかかな?


ちょっとのドキドキと大きな期待を胸に、久しぶりに会う信玄様に心が浮き立っていた


「信玄様。いますか?乃々です」


「おう。入ってくれ」


襖を開けると、いつもと少し様子の違う信玄に胸が騒つく。

なんだろう…?
いつもと雰囲気が違う…

張り詰めた空気が私の肌を刺す


「…乃々。」

「…はい。」

信玄様の冷たい口調に、浮き足立っていた心は不安しかなくなっていた




「ーーーー君を戦の駒にする」

/ 686ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp