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ツンデレ君と人見知りちゃん【イケメン戦国】

第7章 あいつの気持ちと俺の気持ち


(こいつ、そんなこと思っていたのか)
「しかも、飛ばされた時代は戦国時代の真っ只中。戦とは、程遠い所で生きていた私には、死がすぐ隣にいる状況を理解出来ないんです。そうすると、余計に怖くなる。」
「そう、か、」
「すいません、こんな暗い話をしちゃって」
「いや、別にいい。」


「もしよかったら俺が相談相手になる。」

(俺何言ってんだ…!第一こんなあったばかりの男に相談なんてするはずが…)

「いいんですか……?」


(えっ、そっちこそいいのかよ)
「おー、男に二言はねぇよ」
「ありがとうございます……!」
弥生はボロボロ泣いていた。
(なんで泣いてんだよ!?)
「だ、大丈夫か!?」
「はい、嬉しかったんです。」
(それほど追い詰めてたんだな)
「おい!」
俺は、弥生の頬をつねった。
「嬉しいんだったら笑え!こっちが困る。」
「ごめんなさい!」


「ありがとうございます!」
弥生は、笑いながら言った。
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