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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第28章 お祝いの宴


今になって恥ずかしさが込み上げてとてもじゃないけど、彼の顔を見れなくなってしまった。
思わずガバリと布団で顔を隠した。


「なぜ隠れる…」

「だ、だって…」

「だって、何だ」

「昨日…」

「昨日?」


大倶利伽羅さん、ひょっとして覚えてない?
彼の言い方からしてきっと…私は布団から目から上だけ顔を出した。


「もしかして、昨日の事覚えてない?」

「昨日は…酒を浴びるほど飲んだまでは覚えているが…目が覚めたらあんたの部屋だった」


やっぱり…記憶がなくなる程泥酔してたんだ。大倶利伽羅さんがあんなに甘い言葉をポンポン言う筈がないもんね。

残念と思う反面、昨日最後までしなくて良かった、途中で寝てくれて良かった、と改めて安堵した。初めてしたのが酔った勢いでした、しかも記憶がないとか絶対嫌だもん…


「俺は…あんたに酷いことをしたのか」

「それは絶対ないから、安心して…」

「…そうか」

「伽羅ちゃんは、二日酔いとか大丈夫なの?」

「あぁ、ないな」

「凄い…あんなに酔ってたのに」


あれ程飲んで二日酔いがないって凄い!!そういえば、刀剣男士達が二日酔いだとか言ってること自体聞いたことないかも…。それとも私が知らないだけ?


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