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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第28章 お祝いの宴


く、苦しい…
そして、重い…


妙に息苦しくて目が覚めた。
あ…、あのまま寝てしまったんだ。

大倶利伽羅さんは相変わらず、私に覆い被さったまま眠っているようだ。

重い…
トイレしたい…あ、歯磨きもしなきゃ…

私に覆い被さっている大倶利伽羅さんをなんとか横にずらして起き上がり、寝る準備をしてまたベッドに入った。


 スゥスゥ…


大倶利伽羅さんの規則正しい寝息が聞こえてくる。

穏やかに寝ている大倶利伽羅さんの寝顔は、あんなに色気を放っていた事が嘘みたいに可愛らしい。
まるで純粋な少年みたいだ、と思った。

いつもは私が大倶利伽羅さんに抱き締められて寝るけど、今日は私が抱き締めた。

温かい…

伽羅ちゃん…おやすみ。

そう思い目を閉じた。





そして次の日…

長谷部の声で目が覚めた。
ドアの向こうで「あるじっ起きてますか!?」と聞こえて青ざめた。

やばい。
返事をしなかったらまたいつかの二の舞だ!!

私は慌てて、布団に入ったまま長谷部に声をかけた。


「長谷部っ」


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