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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第28章 お祝いの宴


「えへへ~!主は大倶利伽羅のお嫁さんになったんでしょー?ってことは人妻だよね?人妻だ!人妻だ!俺人妻大好き!ずっと人妻に会いたかったんだー」


人妻!?私が?えええー?
しかもっお嫁さんって!!でも実際そうなったら神嫁ってやつでは?
人妻じゃなくて神妻?…何だそれ。
って私は何を考えてっ!!

困惑していると包丁くんは私の胸に顔を埋めて、「ねえねえ、早く頭撫でてよー」と口を尖らせている。


「離れろ…」


大倶利伽羅さんが、不機嫌そうに包丁くんの首根っこを捕まえて私から引き剥がした。


「どこを触ってる」

「何するんだよ~!大倶利伽羅ばっかり一人占めしようとして狡いぞ狡いぞぉー!後で自分だけこの柔らかいとこに顔埋めて甘えるつもりなんだろー!そうはさせないんだからなー!」

「…ちっ」

「包丁くん、私人妻じゃ…それに大倶利伽羅さん、どうしたの?」

「短刀といえど男だ」


大倶利伽羅さんは包丁くんが私の胸に顔を埋めているのが気に入らないらしい。さっきから「離れろ」を連発していて、首根っこを掴んで引き離そうとしている。

包丁くんは何度も私にしがみついてくるのでちょっと…苦しい…


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