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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第27章 反動


国広くんは状況を理解したのか、苦笑している。
でも深く布を被ったその顔は、真っ赤になっていた。その様子にこっちまで更に恥ずかしくなってしまう。


「無理に起き上がらなくていい…」

「ご、ごめんっ」

「…大倶利伽羅は、俺や長谷部が看病かわるって言ってもよっぽどあんたが心配なのか、俺が看るってきかなかった。一人で頑張っていたからやはり疲れたんだろうな。……それで、あんたは体の具合はどうなんだ?」


国広くんは私の額にそっと手を当てた。


「大分熱は下がったみたいだがまだ熱いな…、おかゆくらいは食べられそうか?」

「うん…国広くんありがとう…心配かけちゃって、本当にごめんね」

「それはいい、気にするな。後で燭台切に飯を作ってもらったらまた持ってくる。それまで休んでろ」


国広くんが部屋を出ていった後、大倶利伽羅さんの寝顔をじっと見つめた。

三日間もずっと付きっきりで看病してくれていた。物凄く大変だったと思う。


「ごめんね、ありがとう……」


寝ている大倶利伽羅さんの頭をそっと撫でて「大好き……」と言い、頬にそっとキスをするとヒラリと何かが舞った。


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