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刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第27章 反動


びっくりした!そーっと戻ったのに目を覚ましたのか大倶利伽羅さんがこちらを見ていて、のそりと体を起こした。


「シャワーだけですけど…、お、起こしてしまってごめんなさいっ」

「あんたがいなくなったらさすがに気付く」

「すみません…」

「まだ熱が下がってないのに、シャワーなんて浴びて大丈夫なのか」

「風邪ではないので大丈夫か…と?」

「はあ…あんたはまったく。それより…何を突っ立っている、早くこっちに来い」

「あ、え、えっと、」


下着を着けていないなんて言えなくて、もたもたしていたら、大倶利伽羅さんにグイッと引っ張られてベッドの中に引き込まれた。


「……寝る」


そのまま大倶利伽羅さんに抱き込まれてしまった。

い、言わなければ気付かないよね…
せいぜい浴衣がはだけないようにしなければと思いながら、観念して大倶利伽羅さんに身を委ねる。


「お、おやすみなさい…」

「あぁ…もう離れるな」

「…うん」


大好きな温もりがあまりにも心地良くて、私もいつの間にか大倶利伽羅さんと一緒に眠りの中に引きずり込まれていった。


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