• テキストサイズ

刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第22章 御手杵は見た!!


え?今なんと?
御手杵を見ると、あ、しまったと言わんばかりの表情で、頭を掻きながら悪い、と謝ってきた。


「いやー、見ちまったんだよなぁ~」

「…」

「この間あんたと大倶利伽羅が空き部屋で、だな…」

「!!」


空き部屋でしていたことといえば、私の大胆な告白、そしてキスして抱き合って…それを見られてた?

いやああああああ!!


「あ、ごめんな?誰にも言ってないからさ…」

「そんな…」


恥ずかしい…恥ずかしい!
全て納得がいった!最近御手杵の様子が明らかにおかしかったのはそういう事か…
そういう目でずっと、見られてたんだ。


「やつは、知ってるからな?」

「え?」

「俺が覗いた時あいつと目が合ってさ~」

「あいつって大倶利伽羅さん?」

「ああ、目で殺されるかと思ったよ、…うん」


そうなんだ…
大倶利伽羅さん何も言ってなかったな。私が嫌がると思って気を使ってくれたのかな…
恥ずかしいけど知られたことは仕方がない。

やっぱりこの大所帯、どこで誰が見てるかわからない…。本丸内で二人っきりになるの控えないといけないのかも。
今みたいに色んな人にそういう目でみられるなんて恥ずかしすぎる…

その後暫く刀装作りを頑張ったが、あまり成果が出ず断念することに。
少なくとも私の霊力も消費するので、さすがに疲労が堪ってきていた。


/ 1248ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp