• テキストサイズ

刀剣乱舞/Manus in manu~手に手をとって~

第22章 御手杵は見た!!


鶴丸をマークしていたら、案の定主とコソコソなにかしてやがる。

あまりに怪しかったから俺としたことがつい声をかけちまった。なんだよ、ただのイタズラかよぉ~
それにしてもすげー格好だな…
しかしあの声…面白かったな。俺も今度使わせてもらおう。

その後風呂に入ってから近侍部屋に戻ろうとしたら…
主がよたよた歩いてるのが先の方で見えた。 やっと解放されたのか…歌仙、厳しすぎだろ。

お?向こうから大倶利伽羅がっ

俺はつい隠れた。
物陰から二人の様子を探っていたら、サッと大倶利伽羅が主を横の部屋に連れ込んだ。あそこは確か空き部屋じゃなかったかぁ!?

これは!!
そ~っと、近付いた。ちょうど障子が少し空いている…
好奇心に負けて俺は部屋を覗いてみた。

おおお!?
ちゅーか?ちゅーしてるのか?

それに!大倶利伽羅があんな甘い声出すんかあ!
俺は話しかけても無視されるんだけどなあ。

興奮しすぎて何を言っていたのかは耳に入らなかったが、その後二人は抱き合っていた。

うああああ!
まじかぁ~!

歓喜に震えながらガッツポーズをしていたら…バチッと大倶利伽羅と目があった。

ギラリと金の瞳が光る。

『失せろ…』

それは目だけで射殺されんばかりの圧。
怖すぎるだろ…


俺は慌てて近侍部屋に戻った。
二人は恋仲だああ!
俺の目に狂いはなかったんだ!!
さすが、槍の中でも一番高い偵察値。


当然のように、その日の夜も眠れなかったぜ…


御手杵side、終
/ 1248ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp