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うさぎさんの日常

第6章 うさぎさんのサンタクロース


うさぎさんはピョンピョンと飛び跳ねながら川まで急ぎました。

川辺へ着くと、川の中から大きな鯉の錦さんが顔を出しました。
「こんばんは、うさぎさん
そんなに急いでどちらへおいでですか?」
「錦さん、ちょうど良かったわ
湖に住んでる銀さんのお孫さんちに届け物なの
湖まで案内して…」
「それでしたら、湖まで私がお連れいたしますよ
この川を泳いで下れば早いですから…
さあ、背中にお乗り下さい」
うさぎさんは喜んで錦さんの背中に乗りました。

錦さんはうさぎさんを乗せたまま、スイスイと泳いで川を下っていきます。
「いかがですかな?私の乗り心地は?」
「錦さん凄~い♪
楽チンだし、早~い♪」
うさぎさんは大喜びです。

「うさぎさん、もうすぐ湖ですよ」
目の前に大きな湖が見えてきました。
湖に着くとうさぎさんは、お礼を言いました。
「錦さん、ありがとう
助かりました」
「帰りも乗って行かれますか?」
錦さんが尋ねました。
「帰りは大丈夫よ
錦さん、良いクリスマスを♪」
「うさぎさんも良いクリスマスを♪」
うさぎさんは錦さんと別れ、銀さんのお孫さんちを探しました。
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