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Happy Birth Tea(進撃の巨人)《リヴァイBD》

第4章 雪が降る


愛馬を走らせ暫くすると、シンシンと雪が降り出した。リヴァイは兵団コートの襟を立て気味にする。
普段なら服装を乱したりはしないが今だけ特別。何故なら、コートの内ポケットには先程買ったフユへのプレゼントが入っているからだ。

『雪が降りそうだとは思ったが、まさか本当に降ってくるとはな…。もう少しだけ、付き合ってくれよ』

愛馬のたてがみを摩ると返事をするようにチラっと愛馬は振り向いた。

『エルヴィンには早く戻れと言われてるが…まぁ、いいだろう。少しだけ顔を見てからでもいい』

左を行けば兵舎、右に行けばグロリアがある商店街。
トコトコと愛馬をその場で足踏みをさせて手綱を引き、右に行くよう指示を出した。












『あ…雪だ。初雪ー!』

ベンチに座っていたフユは腕を伸ばし、落ちてきた雪片を手の平に乗せるが、フユが見る頃には水滴になっていた。

『積もるのかな?調査兵団の皆さんと雪合戦したら楽しそう!あ、でも一般人の私じゃ相手にならないよね』

ハンジが作った雪玉製造装置を使って、エルヴィンの指示で投げて、雪玉が当たったミケの髭が白くなり、雪玉を素早く避けて陣地に進むリヴァイ。

想像するだけでフユは笑ってしまう。


そんなことを考えながら空を見ていると人影を感じる。

『失礼しますよ。グロリアのオーナーのフユさんですね?』

『…はい、そうですが?』




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