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『イケメン戦国』永遠に紡ぐ恋ノウタ

第17章 可愛くなりたい私とかっこいい君。❥豊臣秀吉






「秀吉さ〜ん!はやくはやく!」





「あぁ、こけるなよー?」




華は、すっかり元気になっていた。

華の口から倒れた理由を聞いた俺は驚愕した。

俺に可愛いと言ってほしかった、らしい。


可愛すぎる。なんでそんな可愛すぎるんだ?

華はなにもしなくても可愛い。しかも俺の側にいるときなんてもっともっと可愛い。

それが伝わっていなかった。


それを必死に華に伝えると。

華はくすっと笑いながら言った。


「秀吉さんの言いたいことは分かった、私は私のままでいいってことだよね?」



言いたかったことが伝わったようだ。


それから、華は見違えるほど体調を良くしていった。

ご飯もちゃんと食べるし、針子の仕事もちゃんとしている。


そんな華に秀吉は感激していた。


(まさかここまですぐ良くなるとはなぁ)





それで二人でどこかに出掛けようということで、近場の見せたいと思っていた花畑に連れてきていた。





「ほら、秀吉さん見て!綺麗なお花がいっぱいだよ!」



そう言って華が黄色の花を俺の方へと差し出した。




そんな華は、とても、綺麗だった。




そして俺は華への方へと駆け寄る。


華はにこにこしながら俺を見上げた。

そこで俺は華に向かって口を開いた。



「...お前が、これからも少しだけ道を外すときもあるかもしれない。」

「!」

いきなり話し始めた俺を少しびっくりしながらも華は黙って聞いている。


「でも、そのときはまたお前を連れ戻すから。俺と一緒にこれからも歩いてくれるか?」


華が目を潤ます。


そして、



「当たり前だよっ...!」



ぎゅっと、俺の首に抱きついてきた。


俺は少しだけ笑うと、




愛しい人を抱きしめる為に腕を伸ばした_____。


終。


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