妖精の夢~Another Story~【気象系BL】
第5章 Green fairy is natural
雅「あー、久しぶりの外の空気だ…」
翌朝。
翔君とカズによって無事に助けられた二人は、
散々説教をされて、今やっと解放してもらった・・。
そして、二人は海の見える丘にきていた。
智は寝不足に加えて疲労感を露わにしていて。
雅紀は何故か満ち足りたような表情を浮かべていた。
雅紀「また…シようね?」
智「…僕はもう、しばらくはいいよ。
まー君みたいな野獣と一緒にいたら、体力が持たないよ…」
そんな言葉を交わす二人だが、
手だけはしっかりと握られていた。
頬を掠めていく風。
智が一番好きな風景、一番描きたい場所。
雅紀「気が向いたら、もう一度大野智の個展に一緒に行く…?」
智はそっぽを向きつつも、小さく頷いた。
END