第2章 scene1:教室

掴んだ僕の両手を引っ張り、僕の背中が少し浮き上がったところで、相葉さんが乱暴に腰を打ち付ける。

｢やっ…、あん…、深っ…ぃ…｣

深いだけじゃない…

先っぽが僕のアソコ…、つまり“前立腺”を刺激するから、たまんない♡

僕は長い髪(ウィッグだけど…)を振り乱し、今にも爆発しそうな射精感をやり過ごすけど、それでも堪えきれずに溢れた雫が、僕の下腹部を濡らして行く。

｢お漏らしするなんて…、やっぱり君は悪い生徒だ｣

｢違っ…、あっ…あんっ…｣

否定したいのに…

“ソコ”を何度も突かれ、制御不能状態の僕は、薄らと開いた瞼の端で、雫を垂らし続ける僕の中心を捉えているだろうカメラを探す。

赤いランプが光ってる…ってことは、そろそろバッテリー切れる頃…だよね？

勿論相葉さんもそれには気付いてるみたいで…

カメラには写らない位置で僕に合図を送ると、僕の両手を解放した。

両膝が胸に着くくらいに身体を折り曲げられ、相葉さんが時折腰をグルンと回しながら高速で腰を降り始める。

｢あっ…、あ、あ、あ、…｣

僕は息継ぎもままならないくらいに喘ぎながら、漸く自由になった両手を中心へと伸ばした。

先っぽから溢れる雫を指に絡ませながら、全体を満遍なく擦り上げる。

と、同時に、お尻にキュッと力を入れて、僕の中で更に成長した相葉さんの中心を締め付けてやる。

｢くっ…｣

一瞬、相葉さんの顔が険しく歪む。

けど、そこはプロだもん、そう簡単にはイッたりしない。

そりゃね、ちょっと締め付けただけで、呆気ない程簡単にイッちゃう人も中にはいるけど、そういうのは大抵が新人さんか、企画物だと素人さんとか…？

でも相葉さんはそうじゃない。

多分…だけど、僕がイクタイミングを待ってるんだ。

相葉さんの意図を察した僕は、中心を擦る手の動きを速めた。