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1ページ物語

第15章 私の居場所はここだよ


2時頃に終わった書類を秘書が持っていくと2人してソファーに横たわる。

「ありがとう〜ラシル。おかげで助かったわ」

「書類は小まめに確認しないと後が大変だよって忠告してたのに…私」

「返す言葉も御座いません」

頭垂れるアリアスに少し笑ってから私は鞄から取ってきた花を渡す。

「母さんコレあげる」

「え!? コレって」

「今日は世の中は母の日って言う母親に感謝する日なんだよ。

私に居場所をくれた母さんに私からの感謝の印。

色々な事を後回しにしてきたからこれからはちゃんと母さんと父さんの子供として過ごすから」

「もういいの?」

アリアスの問いに私は頷く。

「最初の目標は達成出来たよ。一日動けなくなったけどね」

そう言って苦笑いするラシルにアリアスは悲痛な表情をする。
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